
子どもの進路選択において、オープンキャンパスは志望校の雰囲気を直接感じ、具体的な情報を得るための重要な機会です。しかし、このオープンキャンパスに「親」はどの程度関わっているのでしょうか?
塾選ジャーナルが行った保護者100名への調査では、大学のオープンキャンパスに保護者の半数以上(56%)が同行していることが明らかになりました。
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オープンキャンパスに親と行く割合は56%|親が同行する理由・しない理由
今回のアンケート調査では、子どものオープンキャンパスに「一緒に行った」と回答した保護者が56%にのぼりました。

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親も一緒に行った理由
なぜ多くの保護者が、忙しいなか、オープンキャンパスに子どもと同行することを選んだのでしょうか。
理由①子どもの不安を和らげ、サポートしたいから
初めての大学選びで不安を感じる子どもに寄り添い、精神的な支えになりたいという保護者の声が多く聞かれました。
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理由②親自身の目で情報収集し、客観的な視点を提供したいから
パンフレットやウェブサイトだけでは分からない、大学のリアルな雰囲気や周辺環境、就職状況などを親目線で確認し、志望校選びのアドバイスに役立てたいという意見も多数ありました。
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理由③子どもからの要望や同行せざるを得ない事情があったから
子どもから一緒に来てほしいと頼まれたケースや、遠方のため送迎が必要だった、あるいは保護者向けのプログラムが用意されていたといった理由も挙げられました。
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親が一緒に行かなかった理由
一方で、オープンキャンパスに同行しなかった保護者も少なくありません。
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理由①子どもの自主性を尊重したいから
子ども自身に将来の進路を決めさせたいという意向から、あえて同行しなかった保護者も多くいるようです。子どもが成長し、自立することを願う親心が伺えます。
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理由②友達との参加や本人の希望があったから
子どもが友達と行くことを決めていたため、親は同行しなかったというケースも多く見られました。
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理由③情報収集手段の多様化や物理的制約があったから
オンラインでの情報収集が可能になったことや、遠方であること、仕事の都合など、物理的な要因で同行が叶わなかったケースもありました。
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オープンキャンパスに親と行くのは恥ずかしい?子どものリアルな反応
保護者がオープンキャンパスに同行した際の、子どもの反応は様々です。
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親が一緒で「安心感」を得られた
一人で参加することに不安を感じていた子どもや、交通手段に心配があった子どもからは、親が同行することで安心感を得られたという声が多く聞かれました。
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親と一緒に情報収集できるメリットを感じていた
保護者が同行することで、自分では気づかなかった点に目を向けられたり、疑問点をその場で質問してもらえたりと、情報収集の面で助けられたと感じる子どももいました。
志望校への意識が高まった
親と一緒にオープンキャンパスを訪れることで、具体的な進路について考えるきっかけになったり、志望校への気持ちがより強くなったりする子どももいました。
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親の同行を気にしない、あるいは楽しんでいた
親が一緒でも特に気にせず、普段のお出かけのようにオープンキャンパスを楽しんだり、むしろ親との時間が貴重だと感じたりする子どももいました。
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最初は親の同行を恥ずかしがった
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オープンキャンパスに親と行くメリット・デメリット
オープンキャンパスへの保護者の同行は、メリットとデメリットもあります。保護者の声から、同行の利点と懸念点を深掘りし、各家庭にとって最適なオープンキャンパスの参加方法を考えるヒントを探ります。
一緒に行くメリット
メリット①多角的な視点で情報収集ができる
子どもが学生生活の楽しさや学部内容に注目しがちな一方で、保護者は学費、就職支援、周辺環境といった現実的な側面を確認できるため、より多角的な視点で大学を評価できます。
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メリット②子どもへの安心感とサポート
初めての大学見学に不安を感じる子どもにとって、保護者が一緒にいることは大きな精神的支えになります。
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メリット③親子のコミュニケーション促進と理解の深化
一緒にオープンキャンパスを回ることで、大学の雰囲気や学びの内容について親子で感想を共有し、子どもの興味や将来への思いをより深く理解する機会にもなります。
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一緒に行くデメリット
デメリット①子どもの自主性や自立性を阻害する可能性
保護者が同行することで、子どもが自分で考え、行動する機会を奪ってしまったり、保護者に頼りすぎてしまったりする可能性を懸念する声が多く聞かれました。
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デメリット② 親の意見が子どもの選択に影響を与えすぎる可能性
保護者が自身の価値観や先入観で大学を評価し、その意見が子どもの志望に過度に影響を与えてしまうことを懸念する保護者もいるようです。
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デメリット③ 現場での気兼ねや不便さ
子どもが親の目を気にして自由に動けない、あるいは学生や教職員が保護者の存在を意識して対応が不自然になる、といった状況もデメリットとして挙げられました。
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オープンキャンパスに親はどう関わったらいい?アドバイスランキング
親の関わり方アドバイスランキング
今回の調査で得られた保護者のコメントを元に、「オープンキャンパスにおける親の理想的な関わり方」に関するアドバイスをランキング形式でまとめました。

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1位:子どもの自主性を尊重し、見守る姿勢をとる
最も多くのアドバイスは、子どもの自主性を尊重し、過度な干渉を避けて見守るという姿勢です。子ども自身が考え、決断する力を育むことが重視されています。
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2位:サポート役に徹し、情報収集を補助する
子どもが見落としがちな現実的な情報(学費、就職、通学など)の収集を補助したり、疑問点を代わりに質問したりするなど、あくまで「サポート役」に徹する関わり方も重要視されています。
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3位:子どもからの要望があれば同行する
子どもから「一緒に行ってほしい」という明確な希望があった場合に同行するというスタンスも、多くの保護者に支持されています。子どもの意思を最優先する姿勢が表れています。
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まとめ:自主性と後悔のない選択を支える姿勢で「同行する・しない」を考えよう
今回のアンケート調査を通じて、オープンキャンパスにおける保護者の多様な関わり方と、それぞれの背景にある思いが明らかになりました。
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オープンキャンパスとは?を知りたい人はこちらをCHECK!
アンケート調査概要
調査対象:大学生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年6月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「オープンキャンパス 保護者の関わりの実態」についての調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選調べ:「オープンキャンパス 保護者の関わりの実態」についての調査」と明記し、『塾選』(https://bestjuku.com)へのリンク設置をお願いします。